誰かの為に立つ石よ

２日連続新曲です。

誰かの為に立つ石よ
タイトルはお墓を指しています。

歌詞も見ながら聞いてくださると嬉しいです。

この曲は前に録っていた曲です。

久しぶりに前のパソコンのデータを漁っていて録り直しするつもりでしたが、ふと聞いてみるとクオリティがかなり高かったのでそのままアップ。

３週間この曲だけみっちり録音していてかなり疲れたのは覚えてるなぁ...

腰とかくたくたになった(笑)

Shock waveとまだアップしていないStay Youngという曲を作ってから、曲の作り方をだんだん変えてきたのですが、これはその前の曲。

改めて聞くといいですね。自分で言うのも変ですが、よくこんなの作ったなぁという気分。

書いた当時は震災があってからそんなに経っていなくて、それを題材に曲を書くのは気が引けると思いながら、それでも割り切って書きたいことを書こうと思って書いた曲です。

高校時代でまだ一緒にオリジナル曲をやるバンドメンバーと盛んに連絡とっていたので歌詞の書き方も随分違います。

次は昔のパソコンの録音曲に中々いい曲が数曲あってメモもしていない曲だったので、フル音源化しようと思っています。

以下歌詞

誰かの為に立つ石よ

一人 石の前で跪く人
冷たい感触が今も同じに
触れた石が微かに押し返してくれてる
黒いいくつもの参列が通り過ぎて行く
絶対的安心が欲しい
もっと触れて居たかった
馴染みある風景にまだ居る気がして
自然と掴んだ空をまだ放せずに居る
頑なに僅かでも
熱が生まれたから知った温度の差と心
今は虚しい手が残る

守る守れなかった腕に包む時
誰よりも大切な人を抱きしめていて
長い道程だと先送りにした
そうなってしまった誰かを包めたら
普段の歯車に戻ろう
そうしようとする程に
浮き彫りになってくる空いた痕が
笑顔で送った内側に根を張る理不尽さ
分かってる 分かってる
特別なんかじゃない事実、手向けに花束を
過去の 今に気づいて欲しい

今の君なら何でも話しができる
今更って顔で皮肉ってくれ
もう少し傍に居られたらとくり返して泣く
触れた石が静かに押し返してくれる
ここに来る度に命を自覚できるようになった
普段は 滲み過ぎて
人知れず交わした一人分の約束を
持っていくよ ちゃんと帰ってくるから
ごめんね 一方的な約束で