黄昏

大学生活で目まぐるしく何かと変わっていく中で、一つ安心する事を見つけた。

猫と何気なく玄関の外と庭辺りでボーッとしてるのが妙に落ち着いて心安らぐ。

必要だからと体に鞭打って、しないような事を自分から率先するようにしてきたからかもしれないが自分から動かない物の中にポツンと入って、動かないそれらをただボーッと眺めてるのがしっくりくるし、安らぐ。

夜がいいな。流れる雲とか星が見えたらなお良し。

家は東京と言っても郊外のさらに田舎よりで家の中にはちょっとした生態系ができたりするくらい。

庭にもそこそこ自然？のような物がある。

大きな石に足をかけてボーッとするのもいい。そこに座ってボーッとするのもいい。なにしろ見てる物は自分からは動かないのだから。

無理して見る必要がない。気が向くままに、目が向くままに。

ただ部屋の中とかじゃなくて自然の中とか限定かもしれない。

しかし腐っても東京。いくら夜遅くても家の前の道路に人は通る。車は通る。はぁ、と大きなお疲れを溜め込んだため息を吐いたサラリーマンも俺に気づかず通って行った。

そこが残念。

さぁ、お風呂入ろう